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【映画レビュー】「ストックホルム・ケース」なぜ強盗犯と人質が仲良くなるのか

イーサン・ホーク主演のストックホルム・ケースは、上映時間が92分で、ジャンルは、クライムドラマになります。

あらすじは、イーサン・ホーク演じる悪党のラースは、ストックホルムの銀行に強盗に入ります。女性のビアンカたちを人質に取り、刑務所にいる仲間のグンナーを助け出します。さらに、大金と逃走するための車を要求しました。しかし、拒絶されて警察に包囲される状態が長引きます。

誘拐されている被害者なのに、犯人と一緒に長い時間を過ごしているうちに、犯人に好意的な感情をもってしまいます。この状態を「ストックホルム症候群」と言います。

この映画の印象は、銀行強盗に対して捕まえて欲しい気持ちでしたが、人質を撃つぞ撃つぞと威嚇しながらも撃てませんし、ドジで人間味あふれる強盗犯に、優しさを感じて逆に助けたくなってくる人間の心理の不思議さを感じます。ダメな男性を好きになってしまう女性に見ていただいて、共感して欲しいと思う映画です。

なぜ、強盗犯と人質が仲良くするのかと疑問に思う面白い話です。人質たちは犯人に殺されるかも知れないのに、逃げようとする事がなく、逆に犯人の犯行を手助けするようになっていくシーンがこの映画の特徴的なシーンです。

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