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【映画レビュー】「スノーピアサー」貧困層が富裕層の支配から外の世界へ踏み出す【皮肉】

スノーピアサーという映画を実際に見る前はなんとなく列車の中で何かが起きるくらいの内容だと思って見始めたのですが見始めるとすぐに私が思っていた内容とは違っている事に気づきました。

始まってすぐにこの列車はただの乗客を乗せた列車でない事に気づきました。
どうやら列車の中で暮らしている事が分かりました。

そして主人公達はその列車の中でもあまり良い暮らしをしていない事がわかり、明らかに上流階級っぽい人間がやってきて横暴をしているのが分かりました。

その時点では主人公達を支配する者がいるという感じで、列車の前に行けばその支配者がいるエリアがあり、その支配者が民を列車に乗せてあげたから生き残る事ができているという設定で、生きてはいてもひどい扱いを受けていたためにそれに抗って自由に生きるために先頭の車両を目指すというのが分かりました。

もちろん、そんな主人公の動きを止めようと刺客が送り込まれてきて傷つきながらも先に進んでいく主人公達はなんとか支配者の1人であるメイソン総理を捕らえる事に成功します。

そこから敵の襲撃を抑える事に成功する主人公達だったが、先頭の車両に近くづくにつれて自分達が思っていたのとは違った光景が目に入ってきてそこには自分達とは違って豊かな生活を送っている人々がたくさんいたのでした。

ここでこの映画は特定の誰かに支配され他の人間は皆苦しい生活を強いられていない事に気づきました。列車の中には学校の車両まであってそこの子どもたちは主人公が倒そうとしていた人間に感謝の言葉を述べており、ここには明確な身分の差がある描写がはっきり描かれていました。

この映画は氷河期になってしまったために生き残った人間の一部が列車に乗って生活しているという事になっていますが、そんな事よりもこの列車の中の人間達の生活がそのまま人間の社会を皮肉っている内容となっていると思いました。

主人公達に敢えて貧しい者の役目をさせることでこの列車の中の平穏を保つ事に役立っているというのが正にリアルな人間の世界を皮肉っていると思いました。

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