上映時間とジャンル
「ホモ・サピエンスの涙」はスウェーデンとドイツで製作され、2019年に公開されたマッティン・サーネル主演のヒューマンドラマ映画です。上映時間は76分と短めの作品です。
概要
映像の魔術師と呼ばれるロイ・アンダーソン監督が、構図・色彩・美術と細部にこだわって作った映像美を楽しみたい。
映画の印象の紹介
映像美が中心なので好き嫌いが別れるタイプの映画という印象です。
この映画はどんな人におすすめか
- 悲喜こもごもの展開を楽しめる人
- きれいな映像を楽しめる映画が見たい人
- ロイ・アンダーソン監督のファンもしくは気になっている人
- 一風変わった気持ちになれる映画を求めている人
- イヤミスが好きな人
- 今、何か立ち止まって物事を考えたい人
あらすじ・物語
おそらくどこにでもいるような人物の日々の一瞬が切り取られて映像化されています。時代も年齢も性別もバラバラな人たちのそれぞれの悲喜劇の世界です。
見どころ
全体で33のシーンに分かれていますが、すべてのシーンはワンシーンワンカットで撮影されているところです。
この映画の面白さはどんなところか？
日々の生活を過ごす人々を見ながら、自分がこの映画の世界にいたら、どのような描かれ方をするのか考えることができる点です。登場人物の一人を「かわいそう」と思ってみるかもしれませんが、本人は一体どう考えているのかなんてわからないものです。考えられる深さがあります。
代表的かつ特徴的なシーンを紹介
全部で33のオムニバス形式なので、33のドラマでどれを好きになるかで、その人の趣味やセンス、そしてその時の気持ちが現れるでしょう。私は、少し元気で明るい気分の時に見ていたので、くすっと笑える話が印象に残りました。でも少し欝々とした気分でいたら、ヒトラーの話などが頭にでてきます。